7.9  「Monthly Record Gallary」

毎月9日には「Monthly Record Gallary」と題して、その月に俺がオススメするアーティストのレコードを一枚紹介する事にしてる。
今日はそんなレコードの買付日、しかし問題発生! 俺は持病のアレルギーから併発した気管支炎の喘息にやられ、今日の買い付けができなかった。
って事は今日は第一回目にして「Monthly Record Gallary」ができません。

 今日代わりに、先月の買い付け分5枚から最も良かった1枚を紹介します!

Forever on

Forever on






 「The Draytones」
彼らを評価する奴らは口を揃えてこう言う「ビートルズの様な...」
このセンテンスには実際、多様なジャンルがロックで表現されている事を言う。
だから「The Draytones」をそんな例えで評価する事はナンセンス過ぎる。

 実際Tr1「keep Loving Me」ではNY風のガレージなギターで引っ張っていて、ボーカルのメロディやハモリなどは二の次になっている。
曲の構成にしてみても終盤までギターとスネアの掛け合いにこだわってる楽曲だ。
Tr2「Out Of This World」ではスイングのテイストが効いたカントリーソングを堪能。
Tr4「Time」は完璧なGSだ。 どちらかと言えばタイガース寄り。
Tr5「4Yrs」近年良く聴くサイケフォーク。 この曲はクラブでもよく耳にしてたし、今さら特にいいだろう。
Tr6もいらない。 そんな事より早くTr3の紹介がしたいからな。
という事でTr3「Not Alone」
 このアルバムの中でいっちばん好きな曲。 最近ご無沙汰だった名曲だ。
まずイントロのギターで惹きこまれた。 フランス映画の始まりみたいに。
リードのリフが孤独で切なさを感じさせる。 
しかし僅かに聴こえるアコギは希望を見てる。 Not Alone...って。
終盤、踊るギターパートがフェイドアウトして、アウトロで残されるのピアノがハッピーエンドじゃなかったりするからまた好きだ。

 この曲を聴く時間帯で最高に合うのが朝。
特に恋してる人にはオススメ。 相手の気持ちはどうであれ、その人の存在に感謝できる一日になるから。
絶対必聴すべき一曲だ。



                                −NEIL−