2PAC(トゥパック・アマル・シャクール)。 今さらこのブログを見てくれている君らに2PACの事を1から言うまでもない。

っというよりも語り尽くせないって言った方がいいかもしれない。
だから今日は俺が選んだ2PACの楽曲BEST3を発表します!  でもまだ問題が...このブログ上では1日の記事に対して1枚の画像しか載せる事ができない。  それで考えた結果、やっぱり「2PAC greatest hits」の中からのBEST3にします!

Greatest Hits

Greatest Hits


 3. [to live & die in l.a.] DISC2-12

実はNY出身という2PACが、第2の故郷であるLAについて歌った曲。 「LAで生きてLAで死んでいくって事は、地獄で迷子になったようなもんだ...」と言うリリックからしても、DEATH ROW RECORDのサウンドとシュグのやり方に完璧にとりつかれている様だ。
2PACって奴はいつも死の恐怖とメディアからの圧力に怯えていて、それを振り払うかのように、暴力や抗争に発展するようなリリックで自分を守ってきた。 でもそれが逆に若者達の本当はナイーブな心を魅了していたんだと思う。 
 クラブでこの曲が流れる時は、もう夜が明けるくらいの時間帯が多かったし、CLOSING DJの定番だったからこの曲を聴く度にそろそろ帰らないとって気になる。それと同時に何故か切なくもなる。



 2.[me against the world]DISK1-6

切ない。切なすぎる...。 どうしてこんなにも俺の感性を揺さぶる曲を作ったのだろうか。 本気で教えてほしい。 
 2PACの曲ってどうやって作っているのか分らないっていう話をよく聞くが、この曲なんて正にそうだ。
曲の基盤は2PACご自慢の生ドラムとベース、それに対して決して出しゃばらないメロディ。 
「俺は世の中に逆らって生きているのさ」っというアウトロウ主義な曲だが、実際のところこれは逆説で、本当は社会に認めてほしい。でもそうはいかないという2PACの嘆きの歌なのだ。 フックの直前で曲のタイトルを連呼する2PAC特有の癖がこの曲では一際切ない。

 
 1.[i get around]DISC2-4

HIP-HOPだけでなく、音楽と括ってもいい。 「天才」とはこういう曲を作る奴の事をいう。
この曲だけで2PACというアーティストがどういうサウンドセンスの持ち主なのか一聴にして分かる。
完全合致したベースとバスドラム、乾いたハイハットに湿ったスネア、耳を温めるシンセ、冷やすピアノ、計算されて入れられたレコードに付いたホコリの音、極めつけはザップの「コンピュータ・ラヴ」からのサンプリング。  最高の曲だ。 シンプルな仕上がりだがとても深くて緻密。 でもそれでいて無駄がない。 本当によくできた曲だ。 微妙にクラシックの要素が含まれているのはフィーチャーされたデジタル・アンダーグラウンドの業だろう。
よく聴くとスネアの音も行と拍ごとに変わっている。  基本を大事にしながらどれだけ刺し色ができるかってとこにこだわられている。
今回BEST3を選ぶにあたって他のアルバムからの候補はかなりあげていた。 だけど間違いなく俺の1位は「i get around」だ。


っとこれが俺の「2PAC greatest hits」から選んだBEST3。    君なら何を選ぶ?


                            
                                               − NEIL −